デズモンド・ドス　もうひとつの真実

彼はなぜ武器を持たずに戦場に行ったのか？　たった一人で75人の兵士を救出した奇跡の実話の背後にある感動のストーリー。デズモンドの生涯を彼の妻が描いた書籍です。

たった一人で75人の命を救ったクリスチャン衛生兵デズモンド・ドス。勇敢？　それとも無謀？　彼の強さの秘密は？　なぜ、デズモンドは、武器を持たずに戦争の最前線に行ったのか？
この奇跡の実話はわたしたち、アドベンチストに時代を超えてかけがえのないエールを贈ってくれます！

「主よ、もうひとりだけ助けさせてください！」映画『ハクソー・リッジ』の主人公デズモンド・ドスは国のために命をささげたいと願った衛生志願兵でした。銃を持つことを断固として拒否し、安息日に兵役に就くことを拒みます。彼は敵の命を奪うのでなく、すべての兵士たちの命を救うために戦おうとしたのです。彼の意識は常に他者の救いにあり、そのためには自分の命をささげる覚悟でした。「主よ、もうひとりだけ助けさせてください！」、この祈りは、そんなデズモンドの日常的な信仰生活からにじみ出てきたものでした。
信仰で武装！　決してその信念を曲げないデズモンドの生き方を形づくったのは、みことばと祈りによる信仰の力でした。自分たちのために祈ってくれるようにデズモンドに頼む者も現れました。彼が祈るときに、戦場に「神の守り」がもたらされることを理解していたからです。ついには、デズモンドが朝の祈りを終えるまでは、全部隊は戦場に戻ることはないというまでになったのです。